• Skip to primary navigation
  • Skip to main content
  • Skip to primary sidebar
  • Skip to footer

モル活.com

  • Home
  • ようこそ

モル活.com

  • Home
  • ようこそ

熟成期間が短いのに、高いってどういうこと!? ラガヴーリン

モルバト ラガブーリン

最近、国産ウイスキーの原酒不足が深刻化していますね。

最近の国産シングルモルトは10年や12年といった熟成年数をうたわない、ノンエイジというスタイルが増えています。

しかしノンエイジであっても入手困難で、私がよく行く地元の酒屋でも、普段は棚になくて、あっても1本のみの本数制限という大変な状況です。

私がシングルモルト道を始めた約20年前には「国産ならいつでも飲めるから、先にスコッチから飲もう」と思ってはじめたのが、今となっては、後悔しきりです。

ラガヴーリン蒸溜所

「ラガヴーリン 16年」は、約20年前の当時、最も有名なシングルモルト本である「モルトウイスキー コンパニオン」にてダントツ1位の最高得点を叩き出して、当時の垂涎の的でした。

当時のバイブルであった「モルトウイスキーコンパニオン」を読んで「ラガヴーリン 16年」をすぐに買ったのですが、その直後に価格が一気に倍以上に急騰し、すぐに棚から消え、その後の数年は、完全に入手できない状況でした。

当時、私はラガヴーリンの価格急騰が「モルトウイスキー コンパニオン」第1位のおかげと、かたくなに信じていたのですが、どうやら1980年代につくられた原酒が少なかったため、2000年頃に原酒不足となったんだそうです。

私は、特に小遣いの問題等で約10年間ほど「シングルモルト道」を封印し、約4-5年前より、この道を再開しました。

そのころのタイミングで、「ラガヴーリン 8年 バイセンテナリー(200周年記念)」が発売されました。

居ても立ってもいられなくなり、早速このボトルを買ったのですが、この時の飲み比べが衝撃的で、これから紹介する「モルトバトル」につながったといえます。

ラガヴーリン 熟成年対決

今回、記念すべき「モルトバトル」第一段として、ラガヴーリンのオフィシャルボトルで、熟成年対決をしたいと思います。

スペック

モルバト ラガブーリン蒸溜所
モルバト ラガブーリン蒸溜所
ボトル名ラガヴーリン 8年
バイセンテナリー
(200周年記念)
ラガヴーリン 16年
蒸溜所名ラガヴーリン蒸溜所
(地域:アイラ島)
ラガヴーリン蒸溜所
(地域:アイラ島)
熟成年8年16年
ボトラーズオフィシャルオフィシャル
容量700ml700ml
備考2016年 ラガヴーリン 200周年記念として発売。
記念ボトルとはいえ、オフィシャル 16年より、価格が高くて驚いた。
その後、8年がオフィシャルボトルになった。(16年より微妙に安い)
2000年初期に価格が急騰し入手困難になった。
モルト本「モルト ウイスキー コンパニオン」でダントツの第1位に!
香りシトラス、レモン汁、シーブリーズ、バニラ、ハム炭、枕木、革、レーズン
味レモン汁、青りんご、胡椒、塩からいイソジン、ベーコン、シェリー酒、樹液、ドライいちじく、微妙にしょっぱい
フィニッシュ圧倒的なピートの爽やかさを感じる。アルコール度も高いが、フレッシュさでそれをあまり感じさせない。フルボディで甘みが長く残る

総評

「ラガヴーリン 8年」はシトラスを思わせる、めちゃフルーティーなフレッシュ感、「こう来たか!」とワクワクして飲んでしまいました。

コンディションも開封直後にも関わらず、いきなり全開で、香りの段階で、猛烈なピートのアタックに頭を殴られたような衝撃を受けました。

このフレッシュ感の前には「ラガヴーリン 16年」はフルボディ感が重く、キツく感じてしまいました。

熟成年数が長いことがかならずしも良い影響を与えるわけではないとパラダイム・シフトを感じた瞬間であり、この勝負はシングルモルト道を復活させるにあたり、大きな第一歩となりました。

この2本を比較して感じたことは、熟成年数が長くなるにつれアルコールの尖った感が下がり、飲みやすくなると思うのですが、若くてピーティーなシングルモルトの場合、ピート感が全面に出て、尖ったアルコールが感じられずに、良い印象が残った可能性はあります。

約20年前の原酒不足を経て、ラガヴーリンも新たな策として、この路線を開拓したのではないかと感じました。

ちなみに「ラガヴーリン 8年バイセンテナリー」は発売当時、価格が16年を超えていました。

たしかオフィシャル16年の価格が6000〜7000円程度なのに対して、8年バイセンテナリーは、10000円近かったかと思います。

まさか熟成年数が半分のものが、限定の記念ボトルとはいえ価格を上回ってしまって「どういうこと??」って思っていたのですが、このバージョンが好評ってことで、数年後の2018年にオフィシャルの8年が定番商品として再販売されました。

ただ8年の価格は5000〜6000円程度と、オフィシャル 16年との差1000円前後、すばらしい価格戦略ですね。ついでに原酒不足にも、確実に効果あると思いますし。

ともあれ、8年の、「リピ」確定です。

最後に

こうやってシングルモルトを直接対決するって、とても楽しいですよ。

これからも、こんな感じで「モルトバトル」を紹介して行きますので、よろしくおねがいします。

最初のサイドバー

モル活.comへようこそ!

ガブガブ飲みたいんじゃない。ちびちび色々と飲みたいんだ。
モルト活動、略して「モル活」 もっと読む…

カテゴリー

  • うんちく
  • シングルモルト
    • モルトバトル
  • ビール
  • 書籍

Footer

Morukatu.com

サイト内検索