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モルトウイスキー・コンパニオン 改訂第7版 出ましたね。ビールとモルトの伝道師 マイケル・ジャクソン氏の件

Malt Whisky Companion

「キング オブ 『ホップ』」または「ザ ビア ハンター」の異名を持つビール界とウイスキー界の巨匠であり伝道師の、「マイケル・ジャクソン」氏について紹介します。

歌わず踊らないマイケル・ジャクソン

マイケル・ジャクソンと聞いて、誰を思い出しますか?

まあ普通なら十中八九、シンガーでダンサーである「キング オブ 『ポップ』」の異名を持つ、史上、最も売れた音楽家として知られる、故マイケル・ジャクソン氏ですよね。

亡くなったのが、もう2009年とのことなので、もしかしたら若い方は、知らないかたも、いるかもですね。

名前を知らなくても「スリラー」や「今夜はビート・イット」、「ビリー・ジーン」などのミュージックビデオで、「ムーンウォーク」で踊るのを見たことがあるんじゃないですか?

それでは、そのマイケル・ジャクソン氏と同姓同名のビールおよびウイスキー界の伝道師、「キング オブ 『ホップ』」の異名を持つマイケル・ジャクソン氏はご存知ですか。

マイケル・ジャクソン グラス
グラスの絵がマイケル・ジャクソン氏

ビール・ウイスキー界のライターおよび評論家である故マイケル・ジャクソン氏は、音楽界のマイケル氏の2年前の2007年にこの世を去られました。

*これ以降は、ややこしいのでマイケル・ジャクソン氏といえば、お酒界のマイケル・ジャクソン氏を指します。

マイケル・ジャクソン氏は、20世紀後半に世界的には、ほとんど知られていなかった地元の酒的な存在だったベルギービールを世界中に紹介したのがとても有名です。

そして功績を讃えられて、ベルギービールの騎士(La Chevalerie du Fourquet des Brasseurs)に認証されたそうです。

また世界中のクラフトビールを探し求めて紹介されたことから「ザ ビア ハンター」の異名も持っていて、当時の世界中のビールを紹介した著書も多数執筆されています。

またマイケル氏はクラフトビールだけでなく、ビールの主原料であるモルトで作られるシングルモルト(ウイスキー)についても、紹介されています。

マイケル・ジャクソン氏のモルト本

マイケル・ジャクソン モルト本
モルト本

モルトウイスキー・コンパニオン

ちなみに私はシングルモルト道を、2000年ごろから、そのちょっと後からクラフトビール道をはじめました。

シングルモルト道は、私の親戚である師匠が導いてくれたのですが、「はじめるにあたり、これを読みなさい」と言われて、もらったのが、マイケル・ジャクソン氏著の「モルト・ウイスキー・コンパニオン」だったのです。

モルトウイスキー コンパニオン
モルトウイスキー コンパニオン

「モルト・ウイスキー・コンパニオン」はスコットランドにあるすべてのモルト蒸溜所の情報と、合わせてその蒸溜所のモルトの代表選手をテイスティングノートを紹介するという内容です。

現在の本だと、土屋 守氏著の「シングルモルトウイスキー大全」が最も近いと思います。

実際、土屋氏は、「モルト・ウイスキー・コンパニオン」の監修もされていますので、多大な影響があるのではないでしょうか。

当時、私はシングルモルトを飲むときには必ず「モルト・ウイスキー・コンパニオン」を横に置き、テイスティングノートを読み、確かめながら飲んだのです。

この本の醍醐味はテイスティングノートの表現。例えばこんな感じ

胡椒のようだが、甘くもある。穀物、オイル、ハニシリエダ。しっかり一体になった風味。より熟成していてまろやかだが、非常にこくがある。とても食欲をそそる。(アードベッグ 17年)

モルトウイスキー・コンパニオン マイケル・ジャクソン著 土屋希和子 訳

ハニシリエダって何??って感じですが、言っていることはよくわからないけど、なんとなくそうなんだなという表現から、テイストを思い浮かべ、照らし合わすことがとても楽しいのです。

この本に魅了され、次々と新しいシングルモルトが飲みたくなり、またたく間にシングルモルトのボトルが増えていきました。

またこの本のスコアリングはワインの世界でいうパーカーポイントからヒントを得たと言っていますが、こちらも、とても絶妙で、新しいボトルを買う上でのバイブルとなりました。

ちなみに、この「モルトウイスキー・コンパニオン日本語版」は英語版の改定4版となります。

英語版の初版は1989年で、数年毎に改定されていますが、シングルモルトの旧ボトルを知る意味で、旧版(中古本)も買い集めてしまい、こんな感じにコレクションが増えてしまいました。

  • 初版
    初版
  • 第3版
    第3版
  • 第4版
    第4版
  • 第7版
    第7版
モルトウイスキー コンパニオン 各版

オールドボトルは高くて買えないですが、オールドボトルのラベルを見ることが出来、コレクターズアイテムとして、なかなかだなと勝手に自画自賛しています。(中身を見せられなくてごめんなさい…)

モルトウイスキー・コンパニオン 改訂第7版 日本語版

2021年1月に、私的に待望の「モルトウイスキー・コンパニオン 第7版」の日本語版が出版されました。

モルトウイスキー・コンパニオン 改訂第7版

著者の故マイケル・ジャクソン氏は2007年に亡くなられていますが、この本の原版は2015年に出版されています。

この本は故マイケル・ジャクソン氏の遺志を継ぐ財団が改訂し、約600種類の新ボトルのテイスティングノートも追加されているとのこと。

初版ではスコットランドの蒸溜所のボトルしか紹介されていませんでした。

しかし今回の版では50ページ程度ではあるものの、「ニューワールドウイスキー」というスコットランド以外の、日本を含む世界の蒸溜所についても紹介されています。

個人的にはすでに英語版の7版を持っていて、最近のバイブルは、この第7版になっていたんですが、私のしょぼい英語力だと、本当になんとなくしか分かっていなかったことを実感。

当たり前ですが、酔っ払っていても、するすると読めるので、とても助かっています。

ただよく分からないのが、初版と比較して、ページ数は1.5倍程度増強されているんですが、本のサイズが2倍くらいになってしまっていること。

私は以前、飲みながらネット検索していて、ノートPCを壊したことが何度かあります。

それ以降、テイスティングチェックなどはもっぱら本で行うようにしていて、バイブル的にパッと取り出せないのが、唯一不満なところ。

ウイスキー・エンサイクロペディア

「ウイスキー・エンサイクロペディア」は、ウイスキーに関する情報を総合的にまとめたウイスキーの辞書的な本です。

ウイスキー エンサイクロペディア
ウイスキー エンサイクロペディア

ウイスキーが何かというところから始まり、アロマとフレーバーに与える影響とはなにか、原材料はどのように作られているか等が詳細に説明されています。

またこの本はスコッチウイスキーのスコットランド、アイリッシュウイスキーのアイルランド、カナディアンウイスキーのカナダ、主にバーボンのアメリカ、そしてジャパニーズウイスキーの日本の、世界中のウイスキーについても言及されています。

本のサイズもバカでかく、前ページカラーで、ちょっとした百科事典のようです。

スコッチウイスキー、その偉大なる風景

「スコッチウイスキー、その偉大なる風景」は、ウイスキー本としてはちょっと特殊で、スコッチウイスキーの作られているスコットランドの風景と、ウイスキー蒸溜所内の製造の風景などがまとめられた写真集です。

その偉大なる風景
スコッチウイスキー、その偉大なる風景

シングルモルトの師匠から、「シングルモルトを飲む時は、風景を見ながら飲むと、イメージが広がるから、この本を見ながら飲みなさい。」とこの本を教えてもらい、入手しました。

シングルモルトを始めた2000年頃は、インターネットは普及していたものの、写真付きでスコットランドの蒸溜所近辺の風景や、工場内の設備や、作り方を紹介しているホームページは非常に少なかったと思います。

ウイスキーは熟成年数が約10年以上と非常に長く、その地域の気候、地質、風、水などがフレーバー・アロマに多大な影響を与えているので、こんな地域で作られているから、こんなテイストになったんだというイメージがとても湧きます。

この本で紹介されている風景画像は、まさに映画「ロード・オブ・ザ・リング」の世界そのもの。

現在では、インターネット上のホームページや、Youtubeなどで風景や工場内などの画像・動画が見ることが出来ます。

特に家呑みでは、Youtube等で蒸溜所の動画等を大画面で見ながら飲むと、風景とテイストのイメージがリンクして、シングルモルトのバックグラウンドを感じることができます。

スコットランドの風景を見ながらの飲みは、とてもオススメですので、ぜひお試しあれ。

マイケル・ジャクソン氏のビール本

マイケル・ジャクソン ビール本
ビール本

シングルモルト道を始めて、少し経ったころに、実はマイケル氏は、ビールの世界でも、とても有名であることがわかりました。

そこでマイケル氏著の「マイケル・ジャクソンの地ビールの世界」、「世界ビール大全」、「世界のビール案内」等を立て続けに入手し、クラフトビール道も始めました。

これらの著書についてざっくりと紹介させて頂きます。

マイケル・ジャクソンの地ビールの世界

「マイケル・ジャクソンの地ビールの世界」は、「地ビール」と言っておきながら、完全にベルギー・ビールの解説書です。

地ビールの世界
地ビールの世界

ベルギーにある各醸造所と、そこで作られるビールの歴史や、作り方などを非常に深く詳細に解説しています。

ベルギービールは各ブルワリー毎に製法も異なり、特徴もそれぞれなので、紹介するだけで1冊の本になってしまうのは、うなづけます。

ビールのスタイルは色々な呼び方がありますが、この本で紹介されている名称では、以下のようになります。

  • ランビック・ビール
  • ホワイト・ビール
  • ブラウン・ビール
  • レッド・ビール
  • セゾン・ビール
  • ベルギー・エール
  • トラピスト・ビール
  • 修道院ビール(アビイ)
  • ゴールデン・エール
  • その他の『地ビール』
  • ピルスナー

巻頭で「『地ビール』の宝庫・ベルギー」と紹介されていますが、それぞれのブルワリーのそれぞれのビールには、色々な製法があり、これらスタイルを知り、代表選手を飲んでいくだけで、ビールの奥深さを知ることができると思います。

世界ビール大全

「世界ビール大全」は表紙に「1700種以上を全試飲★評価」と書いてあるように、まさに世界中の醸造所と、ビールを5つ星で評価しています。

また重要なブルワリーは、かなり詳細な情報が載せられており、世界のビールの辞書のような本です。

ちょっぴり残念なのは、これに載っているビールのほとんどが、日本国内で入手できず飲めないこと。

こんなビールもあるんだなーと、思い浮かべて読むしかありません。

ちなみに、この本に日本の醸造所も紹介されていますが、この本が約250ページあるのに対し、約1ページいかない程度で、大手のビール会社のみの記載でした。

世界ビール大全
世界ビール大全

世界ビール案内

「世界のビール案内」は、この本の初めに「ビール・ルネッサンス」という言葉が挙げられて、これがすべてを表しています。

それは世界を席巻する国際企業の大手ビール会社に対して、新世代の小規模で手作りのマイクロブルワリーが、少量で個性的なビールで静かな革命を起こしているということで、世界中のマイクロブルワリーを中心に、個性的なビールを紹介しています。

そしてこれは、今のクラフトビールのムーブメントそのものになっているのではないでしょうか。

内容的にはクラフトビールをメインとする、世界中のビールのビアスタイルを、こちらも歴史や作り方を含めて紹介しています。

特にアメリカのマイクロブルワリー事情を紹介していた日本語の本は、私が知っているかぎりではこの本のみで、私のマイクロブルワリーのバイブルでした。

世界のビール案内
世界のビール案内

Great Beer Guide (世界の一流ビール500)

世界中のビールを500種類、画像とともに紹介するという本です。

Great Beer Guide
Great Beer Guide

私は、もともと英語版の「Great Beer Guide」をブックオフで見つけて入手して持っていました。

その後、つい最近になって、「世界の一流ビール500」というマイケル氏著の本があることを知り、アマゾンから購入したのですが、ジャケが全く違うので、同じ本の日本語版ということに全く気づきませんでした。

ちなみに日本産のビールの紹介は500種類中、8種類。

紹介されているビールも、アサヒ スタウト、サッポロ ブラック、エビスの大手ビールと、エチゴ・トリプル、モクモク ビスケット バイツェン、モクモク スモークエール、小樽ビール ヘレスというなかなか面白いセレクト。

ただし海外産のビールは大手のビールやベルギービール等を除くと日本国内ではほとんど入手できないものばかり。

この本を日本語翻訳してくれたのには、本当に頭が下がる思いです。

マイケル・ジャクソン氏の動画

マイケル・ジャクソン氏は、私にとってシングルモルト道およびクラフトビール道のメンターですが、本での情報しかありませんでした。

ところが、つい最近、You Tubeで、マイケル氏の動画が複数アップされていることに気づきましたので、ご紹介です。

ちなみにこちらの動画はとても短いのですが、約20年ほど前のクラフトビール界の豪華メンバーが、ぞろぞろ登場!!

  • フリッツメイタグ氏(アメリカンクラフトビールの始祖と呼ばれ、学生時代に倒産寸前だったアンカー・ブルーイングを買収して立て直したことで有名)
  • サム・カラジオーネ氏(60minutes IPAなどで有名な、ドッグフィッシュヘッド・クラフトブルワリー社長)
  • チャーリー・パパジアン氏(アメリカのホームブルーイングの神様であり、「自分でビールを造る本」の著者)

個人的に、もうれつに胸アツです。

まとめ

『キング・オブ・ホップ』、故マイケル・ジャクソン氏は、ベルギービール、クラフトビール、シングルモルト界に多大な影響を与えています。

その件については、また改めて、ぼちぼちと紹介していきますね。

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